アーユルヴェーダではオイルケアが日常的に行われています。
アビヤンガ・スヴェーダナと呼ばれ、『オイルを塗ったあとあたためる』という意味があります。
アビヤンガはお風呂に入る『前』にオイルを塗ります。
(入った後に何かを塗ることの方が身近なので、ちょっと戸惑いますよね!)
オイルには汚れを落とす性質があり、
アビヤンガは石けんの代わりにオイルでカラダをクレンジングします。
また、アーユルヴェーダでは『オイルは水の性質を持つ』とされ、カラダに塗ったオイルは5分で骨髄まで浸透すると言われています。
かわいた植物に水をやったときのように、オイルはカラダを芯からうるおします。
オイルケアをすると、
『冷えや乾燥を改善して若返る』
『肌艶がよくなる』
『リラックス効果』
『デトックス効果』
『気、血、水の流れをよくする』
本場ではオイルを塗りながら軽くマッサージしたあと、オイルを浸透させるために15分くらい放置、その後シャワーでオイルを落とすという流れなのですが、日常的に行うのに15分オイルを塗ったまま過ごすのって難しいですよね。
『ちつのトリセツ 劣化はとまる』という書籍でおすすめされているのは、
オイルを塗ったあとそのまま湯船に入ってしまうというやりかた。
そして湯船の中でなで洗いをします。
わたしも週に1〜2回実践していますが、カラダがぽかぽかに温まり、肌がしっとりとし、
何よりすごく気持ちがいいのでおすすめです。
書籍の中でも書かれているのですが、自分のカラダを愛おしむ気持ちが自然と湧いてくるのも、オイル入浴のおすすめポイントです。
ちなみにこちらの書籍、ものすごくおすすめです!!
全女性に読んでほしいです!
自分のカラダに対して今までごめんねと言いたくなります。
以下、こちらの書籍で紹介されているオイル入浴について、大まかなところをまとめてご紹介します。
細かく知る価値があるので、気になるかたはぜひ書籍を読んでみてください!
マッサージ用オイルについて
アーユルヴェーダではセサミオイルがマッサージに1番適しているとされています。
手に入りやすくお手頃価格でもあるのでわたしもセサミオイルを使っています。
スーパーにも売っている食用の白ごま油をキュアリングして使います。
▼キュアリング
オイルを鍋に入れて100度まで熱したら火を止め、そのまま冷まして容器に保存する。
薄手のタオルまたは入浴手袋を用意する
湯船で身体をなで洗うときに使います。ガーゼ、シルクなど天然素材のものがおすすめです。
必要であればスクラブパウダーやクレイ、米ぬかでオイルを落とす
オイルはなで洗いをしたりシャワーを浴びているうちにほとんど落ちますが、
気になる場合には石けんではなくクレイや米ぬかを使ってオイルを落とすとよいそうです。
わたしはそういったものは使わずにシャワーで落としてそのまま上がってます。
オイルケア実践
※生理が始まってからの3日間、体調がすぐれないとき、肌に異常があるときは行わないでください。
アーユルヴェーダでは朝オイルケアをするのが望ましいとされていますが、ライフスタイルに合わせて夜でも大丈夫です。
頭皮に塗ると髪がつやつやサラサラになるだけでなく、かゆみや抜け毛、白髪などの予防、頭痛や不眠の改善につながります。
できれば髪を洗う2時間前くらいに塗るとよいですが、時間がないときはお風呂に入ってすぐに頭皮にオイルを塗って、しばらく湯船でカラダをオイルでなで洗いし、頭皮もマッサージし、そのあとぬるま湯で流してから優しくシャンプーをするというやりかたでもOKです。
カラダにも、洗う前に塗ります。メイクをしているときはメイクを落として、カラダの汚れが気になるときはシャワーで軽く洗い流してからオイルを塗ります。
外性器は、本当は石けんを使わなくても十分汚れが落ちます。粘膜なので、石けんを使うと乾燥してしまう&必要以上に菌を落としすぎてしまいます。
石けんの代わりにオイルをうっすらと全身にぬっていきます。時間がないときは気になるところだけでも。
どんなときでも自分のカラダをいとおしみながら塗ってみてください。
そして湯船につかり、全身を優しくマッサージします。マッサージの仕方もつぼなど細かくみると色々とありますが、まずは気持ちのいいように、薄手のタオルや入浴手袋、時間がなければ素手でもいいのでやってみてください。
顔にも塗ってOKです!
書籍に部分別の詳しいマッサージが載っているのでご興味あればぜひ参考にしてみてください!
お風呂をでるときには必ずお湯でオイルを洗い流します。または必要があればクレイなどで落とします。
オイル入浴後のお風呂掃除
普通の洗剤で掃除してもいいのですが、環境に配慮した掃除方法も書籍で紹介されていたのでシェアします。
お湯に重曹を大さじ3-4杯入れて入浴をし、
お湯が温かい内にバスタブの内側をざっとこすってからお湯を流し捨てるとバスタブ汚れが軽減されます。
※肌が弱い人は重曹少なめに。
排水口が汚れたときには重曹2、クエン酸1の割合で混ぜて排水口に振りかけてお湯を少しかける。すると汚れが浮き上がるので30分くらい放置して、ブラシでこすってお湯で洗い流す。
床や洗面器は重曹を振りかけてこするか、セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を500ミリリットルの水に溶かしたものをスプレーするなどしてこすり落とすとよいです。
オイルがついたタオルなどは、オイルを落とさないと酸化した臭いがするようになるので、洗濯機にお湯をためてセスキ炭酸ソーダを大さじ2杯くらい入れ、2時間くらいおいてから洗剤を入れて洗濯をするとよいです。毎回だと大変なのでたまにでもよいと思います。
ぜひ実践してみてくださいね!
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